「高校野球にも、ついにビデオ判定が導入されるって本当?」
「プロ野球のリクエスト制度とは何が違うの?」
そんな疑問をお持ちではありませんか?
長年、審判の目視のみで判定が行われてきた高校野球ですが、2026年ついにビデオ判定の導入が決定しました。
プロ野球ではすっかりおなじみとなった制度ですが、アマチュアである高校野球に導入されるにあたり、独自のルールや対象となるプレーが細かく定められています。
この記事では、高校野球ファンの方々に向けて、ビデオ判定の開始時期や気になるルールの詳細、導入に至った背景までを分かりやすく解説します。
- 高校野球のビデオ判定はいつから導入される?
- 高校野球のビデオ判定のルールについて
- ビデオ判定の対象となるプレーについて
- 高校野球にビデオ判定が導入された理由
最後まで読んでいただければ、高校野球のビデオ判定にまつわるルールを完璧にマスターでき、今年の夏の甲子園をより深く、熱く楽しめるようになりますよ!
このサイトでは、野球の公式ルールを定めた公認野球規則をもとにルール解説しています。
野球のルールをしっかり理解すると、プレーや観戦がさらに面白くなります。
細かいルールまで確認したい方は、公認野球規則をぜひ一度手に取ってみてください。
高校野球にビデオ判定が導入決定!いつから始まる?
長らく議論の的となっていた高校野球のビデオ判定ですが、ついに正式なスタートが切られます。
まずは、いつから、どのような大会で適用されるのかを確認しましょう。
2026年「夏の甲子園」から正式に導入スタート
日本高校野球連盟(日本高野連)は、2026年4月24日に開催された理事会において、ビデオ判定の導入を正式に承認しました。
これにより、2026年の「第108回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)」から、新ルールが適用されることになります。
なお、対象となるのは夏の甲子園をはじめ、春のセンバツ(選抜高等学校野球大会)や秋の明治神宮野球大会といった「全国大会」です。
地方大会などでの適用については、各都道府県の連盟や球場の設備状況によって今後の判断に委ねられる部分がありますが、まずは全国の舞台で歴史的な一歩を踏み出します。
全日本大学野球連盟と共通の特別規則として制定
今回のビデオ検証に関するルールは、高校野球単独で決められたものではありません。
「全日本大学野球連盟」と歩調を合わせ、アマチュア野球界共通の特別規則として制定されました。
大学野球の全国大会である全日本大学野球選手権や明治神宮大会でも、同じルールのもとでビデオ判定が行われることになります。
高校から大学へとステージを進める選手たちにとっても、ルールが統一されていることは大きなメリットと言えます。
高校野球のビデオ判定ルールまとめ!回数や時間はどうなる?
プロ野球の「リクエスト」制度を見慣れていると、高校野球のビデオ判定も同じように行われると思いがちですが、アマチュアならではの独自ルールが存在します。
ここでは、気になるビデオ判定の回数や時間の制限について解説します。
1試合に要求できる回数は「9イニングで1回」
もっとも注意したいのが、ビデオ判定を要求できる回数です。
プロ野球では1試合につき各チーム2回(延長戦で+1回)までリクエストが可能ですが、高校野球では「9イニングの中で各チーム1回のみ」と定められています。
プロ野球よりも回数が少ないため、「どのタイミングで権利を使うか」というベンチの判断が、試合の行方を大きく左右することになりそうです。
判定が覆った場合の特別ルールと延長戦の扱い
基本は1回のみの権利ですが、特定の条件下では要求回数が復活・追加されます。
- 判定が覆った場合
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ビデオ判定の要求によって判定が覆った場合、あと1回だけ追加でビデオ判定の要求が可能になります。
ただし、何度も無制限に復活するわけではなく、最大でも2回までとなります。
- 延長戦に突入した場合
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試合が延長戦に入った場合、9回までの使用状況(残数)に関わらず、各チーム1回のみ要求が可能となります。
リクエストを要求できるのは「監督のみ」
ビデオ判定を要求できるのは、ベンチにいる監督のみです。
際どいプレーがあった際、グラウンドにいる選手(キャプテンや当該選手)が直接審判に要求することはできません。
また、プレー終了後から「速やかに」球審に申し出る必要があるため、監督の決断力とスピードが求められます。
検証時間は原則「2分以内」
試合のテンポを損なわず、スムーズな進行を保つため、ビデオ検証の時間は原則「2分以内」と定められています。
もし、2分間映像を確認しても確証が得られない場合や、そもそも判定を下すための明確な映像が存在しない場合は、「グラウンドで下された当初の判定通り」となります。
ビデオ判定の対象となる「9つのプレー」とは?
ビデオ判定を要求できるプレーは、規則によって明確に「9項目」に限定されています。
ビデオ判定の対象となる主なプレーは以下の通りです。
- ホームランまたはエンタイトルツーベースの可能性がある打球
- フォースプレイ
- タッグプレイ
- キャッチまたはノーキャッチ
- 外野手によるプレー(フェアかファウルかは問わない)
- 内野手が外野方向へ背走し、外野で行ったプレイ(フェア地域かファウル地域かは問わない)
※外野かどうかは審判員の判断 - 内野手より前方のファウル地域で行ったプレイ
※内野手より前方のフェア地域で行ったプレイは対象としない。
※内野手より前方かどうかは審判員の判断とする。
- フェアまたはファウル
- 1塁塁審または3塁塁審の位置より後方(外野側)に落ちた打球の判定
- 打者が打ったり、バントした打球が塁審の前で落ちてフェアと判定された場合、その打球が打者または打者の所持するバットに当たったかどうかについては、例外としてビデオ検証の対象とする。
※球審が打者アウトまたはファウルと判定した場合は対象としない。
- 走者に関するプレイ
- 追い越し
- 塁の空過
- タッグアップにおけるリタッチ
- ヒットバイピッチ(死球)
- ハーフスイングが絡んでいる場合は、球審はビデオ判定の前に塁審にスイングか否かを通常のシグナルで確認する。スイングの判定であれば、ビデオ判定の対象としない。
- ボールが打者に触れたときにストライクゾーンにあったかどうか、および打者がボールに触れるのを回避しようとしたかどうかについては、ビデオ判定の対象としない。
- スイング
- 打者がスイングしたが、投球がバットには触れずに、打者の身体または着衣に触れたかどうかについては、例外としてビデオ検証の対象とする。
- アマチュア内規⑨危険防止ルールに関するプレイ
- 全ての塁における判定を対象とする。
- 衝突プレイ・正しい塁へのスライディング。
なぜ高校野球にビデオ判定が導入された?背景とメリットは?
プロ野球でリクエスト制度が導入されてから数年が経ち、「なぜ高校野球ではビデオ判定が導入されないのか」という声も多くありました。
今回、日本高野連が正式に導入に踏み切った背景には、大きく2つの理由があります。
審判員の負担軽減とプレッシャーからの解放
もっとも大きな理由は、アマチュア審判員の負担軽減です。
近年は試合の中継映像が高画質化し、SNSの普及も相まって、判定に対する批判や誹謗中傷が審判員個人に向けられるケースが増加していました。
彼らを過度なプレッシャーから守り、安心してジャッジに集中できる環境を整えることは、日本野球界全体の急務でした。
高校球児の「1球の努力」を無駄にしない公平なジャッジ
もう一つは、選手たちの努力に報いるためです。
高校野球は負ければ終わりのトーナメント戦です。
1つの誤審が、3年間血の滲むような努力をしてきた球児たちの「最後の夏」を強制終了させてしまうこともあります。
ビデオというテクノロジーの力を借りることで、より正確で公平な判定を下し、選手もファンも納得のいく完全燃焼の試合環境を提供することが可能になります。
まとめ|ビデオ判定導入で高校野球はさらに進化する!
この記事では、2026年から高校野球に導入されるビデオ判定について解説しました。
重要なポイントを振り返りましょう。
- 開始時期: 2026年の夏の甲子園(全国大会)からスタート
- 回数と権利: 1試合につき1回(判定が覆れば+1回、延長戦で1回)。要求は監督のみ。
- 検証時間: スムーズな進行のため原則2分以内。
- 対象プレー: アウト・セーフ、打球判定(本塁打など)、死球など9項目に限定。ストライク・ボールは対象外。
「審判も人間だからミスは仕方ない」という美学から、「より正確で公平な舞台を作る」という方向へ、高校野球は大きな一歩を踏み出しました。
新ルールの導入により、「ここで1回しかないビデオ判定を使うか?」といった監督の采配という新たな見どころも増えます。
ぜひ、この記事で紹介したビデオ判定のルールを頭の片隅に置きながら、高校球児たちの全力プレーを応援してください!

